眼科医の検診と処方を受けて、カラコンを正しく使用しましょう。
カラコンを装用して感染を起こしてしまう例が、記事になっていました。
感染を起こして激痛、目に濁りが残って視力が回復しないなんて恐ろしいです。
カラコンでもコンタクトレンズでも正しい使い方をしないと、トラブルが起きてしまいます。
必ず眼科医の検診と処方を受けて、カラコンを正しく使用しましょう。
【窪谷日奈子医師】安易なカラコン使用は絶対ダメ!失明の可能性も…危険しかない非正規製品
「目が痛くて痛くて、開けることができません!」
涙を流しながらそう訴えるのは、まだ10代の女性。激痛でどうにもならず、麻酔をしてから診察してみると、白目は真っ赤に充血し、黒目には真っ白い濁りが出ていました。
聞けば雑貨屋で購入したカラーコンタクトレンズを日常的に使っていたと言います。即日入院していただき目薬と点滴の治療を行いましたが、残念ながら目には濁りが残ったままで視力が回復することはありませんでした。
眼科で診療を行っていると、最近このようなケースをよく経験します。カラコンというと以前は一部の若い女性が使っていましたが、最近では子供から大人まで、時には男性も使っている方がいます。黒目を大きく見せたり色を変えたり、ファッション感覚でつけることが多いようですが…みなさんそのカラコン、どこで購入しましたか?
医師の診察無しに雑貨屋やコスメショップで買える、いわゆる非正規品のカラコン。簡単に買えて安いので、若い方は気軽に購入していますが、非正規品のカラコンは99%が安全基準を満たしてないと言われています。
お手軽に入手できるカラコンは、衛生面や材質チェックの基準がありません。コンタクトレンズが浸かっている液体がばい菌だらけで不衛生だったり、レンズ自体がアクリルにスプレーを吹き付けたレベルの劣悪なものまであります。
最初にご紹介したエピソードのように、目に感染を起こすと激しい痛みとともに視力が下がり、入院が必要になることもあります。ひどい感染のあとは黒目に濁りが残ってしまうことが多く、濁りのため最終的に角膜移植となってしまった例もあります。
「感染を起こした人なんて、周囲に見たことがない」とお思いですか?そうですね、感染を起こすと日常生活もままならなくなるため日常的に身近で見ることはないかもしれません。ですが眼科で勤務していると、定期的にそういった患者さんが受診されます。
カラコンの感染を経験された方は「二度とカラコンは使わない」とおっしゃいます。しかし一度見えなくなってしまった視力を取り返すことはできません。リスクの高いコンタクトレンズを目に入れることは、とても危険なことなのです。
また正規品のコンタクトレンズであっても、もともと目に傷がある状態で使うと感染を起こすことがあります。ですので眼科医の診察を受けて、コンタクトレンズを目に乗せてよい状態なのかチェックしてもらうことが大切です。
コンタクトレンズについては法的な取り締まりがないため、現状ではコスメショップやインターネットで簡単に購入できてしまいます。自分の目を守るのは自分自身、一生物の障害を抱えないためにも眼科医の診察を受けて処方してもらいましょう。あなたの周囲の大切な方が、もしも危険なカラコンを使っていたら、その危険性を教えてあげてくださいね!
◆筆者プロフィール 窪谷日奈子(くぼたに・ひなこ)医療法人社団吉徳会・あさぎり病院・眼科医長。眼科専門医。
出典:【窪谷日奈子医師】安易なカラコン使用は絶対ダメ!失明の可能性も…危険しかない非正規製品
記事中に「雑貨屋やコスメショップで買える、非正規品のカラコンは99%が安全基準を満たしてないと言われています。」「お手軽に入手できるカラコンは、衛生面や材質チェックの基準がありません。コンタクトレンズが浸かっている液体がばい菌だらけで不衛生だったり、レンズ自体がアクリルにスプレーを吹き付けたレベルの劣悪なものまであります。」という記述がありますが10年程前の状況です。
現在国内で販売されているカラコンは、製造・輸入するには厚生労働大臣の承認が必要で、販売するには都道府県知事の販売業の許可、販売管理者の設置が義務づけられています。
安全性および品質の担保、適切な情報の提供が行われることになっています。
承認を受けたカラコンには、パッケージに「高度管理医療機器」という表記と「承認番号」が掲載されています。
また、カラコン販売の許可を受けているお店には、高度管理医療機器販売許可の「許可番号」がわかる場所に掲載されています。
カラコンを購入する際は、購入店の販売許可を確認して、承認番号が掲載されている商品を購入すれば安心です。
ただし、品質が良いカラコンでも、間違えた使い方をしてしまうと必ず目にトラブルが起きてしまいます。
正しい使い方をして、定期的に眼科医の検診を受けるように心がけましょう。
